ガスコンロの安全装置をアレする

安全装置の取付が義務化され一般家庭用のガスコンロは高火力を維持できなくなり、ろくにチャーハンも作れなくなってしまいました。このままでは日本の家庭から中華料理が絶滅してしまうので、アレします。

安全装置の仕組み

コンロの五徳や魚焼きグリルの部品をぜんぶ外してひっくり返したところです。
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赤丸のところが温度センサおよびその配線です。カプラ部分の端子にテスタを突っ込んで計測したところ、部屋の常温で230kΩ、体温で少し温めると170kΩくらいになりました。たぶん200℃くらいになったら100Ωくらいになって安全装置が作動するんじゃないでしょうか。なので100kΩくらいを噛ませてアレすればよさそうです。なお今回アレするのは高火力側コンロの温度センサのみで、小火力側や魚焼きグリルは特にいじらず、立ち消え検知センサ等の他の安全装置はそのままにします。

切って繋ぐ

回路図的にはこんな感じです。
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 これを↓こうする
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チャーハンを作りたい時だけ温度センサをOFFにしたいので、トグルスイッチで切り替えられるようにしてみます。
はんだ付けした後はこんな感じに絶縁テープで一応の養生をします。
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いい感じの穴が空いていたのでスイッチを固定します。
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最後にコンロを元に戻せば完了です。
点火ツマミの下にちょうどいい具合に隠れているので普段は気にすることなく、またトグルスイッチなので手探りで簡単に切り替えることができます。
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I was born in the crossfire hurricane!