3Dプリンタをダヴィンチ Jr Pro X+に買い替えた(^ν^)のでメモ

 以前買った3DプリンタのUP mini2だけど。
undo0530.hatenablog.com
 初心者向けなこともあって設定の小回りがきかず、かつ対応フィラメントもABSとPLAのみと少ないため、もうちょい上位のDa vinci Jr Pro X+に買い換えることにした。
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ダヴィンチ Jr. Pro X+

使い始めるまで

スペック

  • 印刷範囲 175 x 175 x 175mm
  • 積層 0.02mm~0.4mm
  • エクストルーダ温度 190℃~260℃
  • ヒートベッド搭載 40℃~80℃
  • メーカー製の専用フィラメントで対応している素材:ABS、PLA、PETG、*メタリックPLA、*カーボンPLA(*要専用ノズル。セット販売されてる)等
  • 他、エクストルーダ温度が対応していれば他社製フィラメントが使用可能(それによる不具合はサポート外)

セットアップ

 マニュアルは日本語のクイックガイドが同梱されているのでひとまずはそれに沿ってテストプリントまでやる。公式サイトにはもっと詳細なユーザーマニュアルが置いてあるのでダウンロードしておく。

フィラメントのセット・交換

 同梱の専用フィラメントをセットする。クイックガイドには軸を外してチップを入れる云々書いてあるけどこれは気にせずそのままセットすれば良い。エクストルーダに引き込みやすくなるように、ニッパー等でフィラメントの先端を斜めに切断しておく。かなり鋭く切断しておかないとなかなか引き込まれないので注意。

キャリブレーション

 9点キャリブレーション機能がついているので初回は必ず実行する。ここでプラットフォームがあまりに斜めだったりデコボコだと、印刷中に自動でZ軸を上下させる調整機能がオンになる。これは印刷時間が長くなるとのことだが体感ほとんど変わらないように思う。気になるようであれば後でプラットフォーム調整を行って水平を出すと良い。プラットフォーム調整にはT10のヘクスローブドライバーが必要。

無線接続設定

 プリンタ本体をWi-Fiに接続し、LAN経由で印刷することが可能。しかしここで罠があり、Wi-Fi接続できるPCで設定する必要がある。無線LANモジュールを積んでいないデスクトップPC等だと設定不可なので注意。
 設定手順としては、まずUSBケーブルでPCと接続しドライバインストール等を行う。次に公式サイトからソフトウェア「XYZmaker suite(ただのランチャーソフト)」をダウンロード・インストール・起動し、「XYZprint(3Dプリント実行ソフト)」をダウンロード・インストール・起動する。プリンタ本体を認識していることを確認し、セットアップ→ワイヤレス→新しい接続設定 に進み、接続先SSIDをダブルクリックして選択(ここで無線LAN積んでないPCだと何も表示されない)。あとは画面通り進めばOK。
 プリンタ本体が対応してるのは802.11 b/g/n、20MHz、セキュリティはWEP、WPA、WPA2。

1週間ほど使用した感じ

 電源オンからスタンバイまでが早く、エクストルーダ加熱も早くて良い。印刷設定が細かくできて、よくある温度や積層ピッチやサポート材有無設定の他にも、オブジェクト最下層のみ積層ピッチ変えたりとか外殻・天井・底の厚さとかフィラメント排出割合とかプリントヘッド速度とか細かく指定できるのも良い。最初1週間での印刷成功率は8割くらい。
 購入時に同梱されてた純正PLAフィラメントが品質最悪で定着せず反るわ剥がれるわのゴミなので、さっさと他社製フィラメントを買うべき。